一本桜って知っていますか?その名の通り、一本だけ植えられた桜のことなのですが、一本桜と呼ばれるものには大変古い時代に植えられたものも多く、歴史あるたたずまいにはまる桜ファンも多いのです。
数百年もの間、古より人々の愛されてたたずんできた桜はどれも大きく、圧巻の雄姿を誇ります。
ここでは、そんな魅力のある一本桜や古桜をご紹介します。いろんな土地の力強い桜の姿に、きっと感動と元気をもらえますよ。
ひょうたん桜
高知県の仁淀川町に四国最大の桜の木が存在する。ひょうたん桜と呼ばれ、そのたたずまいは圧巻である。樹齢が約500年と数々の日本の歴史の中じっくりと育った桜の木。実物を見ると言葉では言い表せないほどの存在感があるに違いない。ぜひとも訪れてみたい。
光善寺 血脈桜
松前公園の光善寺内にある血脈桜。樹齢300年を誇り、夫婦桜、蝦夷霞桜と並ぶ「松前三大名木」のひとつにも数えられている。函館に観光に来たら、少し足を伸ばして、「松前三大名木」を観賞してみては。
巡礼桜
堂々とした根強いたたずまいで観光客を魅了してくれる。「これが桜か!」と思わせてくれるような存在感。ピンクの濃い花びらが印象深く残ることだろう。訪れた際には巡礼桜のまえで是非とも写真を一枚納めておきたい。
川井峠のしだれ桜
シダレザクラが鑑賞できるのは徳島県美馬市の木屋平地区。シダレザクラが点在しているようで、他の旬の花々と混ざり合いきれいな彩りを見せてくれるだろう。ぎっしりと実ったきれいな花びらは、枝がしなることでより一層味わい深い存在感を放っている。
一心行の大桜
樹高14m、胴回り7.35m、枝張り26mの一本桜。2004年の台風により中央の幹が折れてしまったが、今の毎年見事な花を咲かせている。
明星桜
樹齢約900年以上のエドヒガンザクラで、市内随一の老木の一本桜。樹高13m、枝張り20mを誇る。
三隅大平桜
樹齢約660年、幹囲6m、標高17m、枝張り東西24m、南北29.6mの圧倒的な大きさを誇る、日本一の巨樹ともされる桜。国の天然記念物にも指定されている。
輪王寺の金剛桜
世界遺産の日光山輪王寺の本堂「三仏堂」の前にある、国指定天然記念物の桜。全国から見物客が集まるほど、人気がある。